さくらももこさんが乳がん死去されたとのニュースを見てビックリしました。
まだ、53歳。
はやいです…。
あのギザギザ前髪のおかっぱ、ちびまるこちゃんの漫画やテーマソング、先生のエッセイ、あの独特な世界観が好きでした。
わたしも同じ乳がん手術を昨年したばかりなので、乳がんで命を落とされてしまったことにもとても大きな切なさを感じました。
もっと世の中の女性に乳がん、子宮がんの検査を気にして欲しい
婚活でたくさんの女性とお話をしている中で、30代以降の女性は、乳がんや子宮がんをきちんと気にして定期健診を受けている人もいれば、気にはなっているけど定期健診を受けるまでもないと思っている人、「私は多分大丈夫です。」と、全く気にしていない人。
気にしたことはあるものの、30代後半になっても、検査をしたことのない人がほとんどです。
私はがんがあることが発覚したときには、がんが大きすぎて、全摘出以外の選択肢はありませんでした。
女性のほとんどは、乳房に傷をつくることは大きなショックにもなります。
検診により、初期段階での発見であれば、今の手術器具はすごくすぐれているので、わきの下あたりからごく小さな切開で済み、傷が目立たないことも多いのです。
しかし、発見が遅れたり、手術をためらってしまうことは、がんの成長につながり、結果、手術痕も大きくなってしまうわけです。
がんは必ず死にいたるものではない
がんは一昔前と違い、今は、早期発見、早期治療により、死にいたるケースは少なくなってきています。
現に、去年、乳がんで8.5cmのがんを摘出した私は、今、普通に元気に日々、仕事や趣味、食事を満喫しています。
婚活もそうですが、がんも「ためらい」「自分はまだ大丈夫」をなくすことです。
「忙しいから検診しない」
「自分は病気はあまりしないので大丈夫」
と、検査を先延ばしにしてしまう。
または、ごく小さなしこりがあったが、手術が嫌でそのままにしている。
私はこれでした。
良性のしこりと安心していたものが、ある時猛スピードで大きくなっていったのです。
私はがん発見時はもうすでに頻繁な痛みも生じていたので、がん宣告されたときは「あぁ、やっぱり」という気持ちもありました。
最初、抗がん剤などで温存治療ができるものと思っていました。軽い考えでした。
温存治療が出来る物と安易に考えていた私は、先生に「もう、そういう段階ではありません」とすぐきっぱりと言われ「え!?」と思いました。
温存どころか、命の心配をしなければならない段階だったからです。
がんになったときは、闘病にずっと苦しむのだろうか?という不安も頭をよぎりましたが、
14時間という大手術でしたが、手術すぐの入院中は病院からパソコンで仕事を行い、婚活会員さんは病院へカウンセリングがてらのお見舞いにやってきてくれていました。(サポートをしなければいけないのは私のほうなのに、会員さんたちからたくさん励まされて、とても元気が出ました。本当に感謝です。)手術から3週間目の退院数日後にはオフィスへ出勤出来ました。抗がん剤、麻痺のリハビリ治療を経て、手術の数ヵ月後には大好きな登山も楽しむことも出来るようになりました。
私の復帰は早いと言われていましたが、もしも、早期発見であれば、治療はもっと軽く済んだはずなのです。
今回、さくらももこさんは乳がんで命を落とされましたが、
早期発見、早期治療で助かる命もたくさんあるのです。
まだ、乳がん、子宮がんの検査をしたことのない30代女性には、ぜひ、はやめの検査をおすすめいたします。